第60回さぶろく句会の投句締め切り日は
6月14日(土)です。みなさま、どうぞお忘れなく!
兼題は「帰省」「梅干」「バナナ」「祭」
投句数は、兼題・自由題合わせて一人4句です。
なお、60回記念金沢句会ということで、
今回の句会は三部構成になっています。
吟行・句会共に見学大歓迎!です。
初めての方も、どうぞ奮ってご参加ください。
吟行や句会はパスして懇親会のみ参加という方ももちろん歓迎いたします。
懇親会参加希望の方は準備の都合上、前もって投句締切日ごろまでに、お知らせください。(ブログのコメントで書き込んでいただいても、長谷川とげ魚氏へ直接連絡でも)
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◆【第一部】 松任吟行 : 13時30分?15時30分ごろ
集合:13時30分『千代女の里俳句館』
(松任駅前 入館料200円)
千代女の里俳句館→聖興寺の千代尼塚・千代尼堂・句碑・遺芳館(ここに千代女の遺品、俳画の展示)→中川一政記念美術館→松任駅
◆【第二部】 第60回記念金沢句会 :16時00分?18時00分
会 場 : 金沢『いしや』3階 会費1000円程度
兼 題 :「帰省」「梅干」「バナナ」「祭」
◆【第三部】 金沢句会記念懇親会 : 18時30分?20時00分
会場 :金沢『いしや』3階 会費5000円程度
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(句会世話人こつばめ)
立山・雄山と雷鳥(5月1日) 残照の立山(4月30日)
5月1日は、日本赤十字社の創立記念日で、嬉しいことに病院は休診です。前日の4月30日の午後から、日赤に赴任して初めて、年休を取って立山に登ることにしました。後半の連休前の平日とあって、ケーブル、高原バスは、待たされることなく、スイスイと立山・室堂まで運んでくれました。
新聞報道によれば、今年のゴールデンウイーク期間中の立山黒部アルペンルートの利用客は、前年比41%増の、過去最多の106,800人であったとのことです。とくに、5月4日は1日だけで16,000人の乗降客があり、立山駅では上り4時間待ちの長蛇の列が出来、駅構内は殺気立つほどの大騒ぎだったそうです。
立山センターでは、山岳警備隊、職員の皆さんと遅くまで、美味しい酒を組み交わしての快適な夜でした。今回は、雷鳥を撮ることを、主たる目的と定め、朝4時半に目覚ましをかけ、観光客のざわめきで雷鳥が怯えて姿を消す前に、写真を撮り終えようと、いまだ薄暗い中を、みくりが池方面に足を向けました。
今朝の立山上空は、昨日とは違って、厚い雲で覆われて、今にも降り出しそうな空模様です。幸いに、いまだ室堂平には、人影はありません。みくりが池山荘の手前のハイマツから、グワッ、グワァッ、グワッーと雷鳥の鳴き声が聞こえてきます。驚いて飛び出さないよう抜き足差し足忍び足で、少しずつ近づきますと、いました、いました、ハイマツの新芽を夢中で啄んでます。時々、警戒して首を伸ばして辺りを見渡しています。目の上には赤いアイシャドウのような肉冠を付けており、オスの雷鳥です。純白だった冬毛から、頭部、首は黒褐色調の繁殖羽に換羽し始めています。恋の季節の始まりで、盛んにグワッ・グワッ・グワッォォーと、メスを誘う発情鳴き声が静寂な夜明けの山に響き渡るので、すぐに居場所を突き止めることが出来ます。身を隠せる雑木や草木が雪の下になっている春山では、声のする方を注視すれば簡単に雷鳥を見つけられるのです。また、自分の縄張りを監視するため、一段高い岩の上で、警戒見張り行動を取るため、背景となる山を入れてのフレーミングも、決めやすくなります。夜明けと共に白々と浮かび上がった大日岳を背景に、雷鳥を撮ることが出来ました。
一番バスが到着するまでには、たっぷり時間があります。続いて、室堂山にも足を運んでみました。ここにも3羽のオス雷鳥が、互いに縄張りを巡って威嚇しあっています。夢中で雷鳥の写真を撮っているうちに、一番バスが到着したようで、スキーヤーやボーダーが、次々と登り始めました。ガスッてるためか、今日の雷鳥は、人影を見ても逃げることはありません。それよりも縄張り拡張に懸命のようです。春山のイメージを出すために、ボードを背負って斜面を上るボーダーを背景に、シャッターを切って見ました。
追記;
雷鳥は一夫一妻制で、連れが死ぬまでペアーを崩すことはない、と、言われています。熟年離婚、年金離婚、それに伴う財産分与や慰謝料、年金分割等で、永年連れ添ってきた連れ合いとの醜い争いを見聞きする昨今です。今回、観察できた雷鳥の縄張り争いにしても、身を挺して自分の最愛の妻を、あぶれオスから守る行動であり、我々は雷鳥から見習うべき事も多いと感じた山行でした。 我以外皆教師也
とやまの こうじ
環境庁の調査によれば、巨樹になるものが最も多い樹種はスギで13,681本、2位はケヤキの8,538本、3位は5,160本のクスノキだそうです。
昨年8月、最も多いスギの巨樹の中で、全国で5位、全ての巨樹の中でも全国で29位にランクされている「石徹白の大杉」を見てきました。これまで私が見てきた中で最も印象深い風貌をしたスギの1本です。
石徹白は、福井県との県境に近い岐阜県郡上市白鳥町の最奥部にある集落です。古くから白山中居神社を中心に「白山信仰の里」として栄えた所。
「石徹白の大杉」は、白山中居神社から石徹白川に沿って林道を7キロばかり遡った白山登山道入口の駐車場から420段の急な石段を登ったところに在った。右手にブナの原生林を見ながら登りきった広場に忽然と目に飛び込んできたのが「石徹白の大杉」だった。太い、白いローソクを立てたような巨大な塔のように見えた。そこは、標高1,000メートル。
泰澄大師が白山への登山途中、持っていた杉の杖を地に刺したものが成長して今の杉になったと伝えるが、推定樹齢1800年とは計算が合わない?おそらく、泰澄大師が登山する以前から、その場所に既に巨樹として存在していたものと思われる。
「石徹白の大杉」 国指定特別天然記念物
樹高 25メートル 幹周り 14.0メートル 推定樹齢 1800年
所在地 / 岐阜県郡上市白鳥町石徹白160
「巨樹探訪」熱中人
