
巨樹の多くは、神社の境内にあって御神木として崇められていますが、墓標として墓石の傍らに植えられたか、あるいは、既に巨樹として存在した所に、埋葬され墓標として、先祖代々大事に保護されてきたものがあります。このことは、古来日本人の霊魂観、祖霊信仰と深い係わり合いがあるのでしょう。
よく墓標としては、サクラの樹が見かけられますが、今回紹介するのは、「イチイ」の樹です。 その名を「治郎兵衛のイチイ』といいいます。
来月、7月5に全通する東海北陸自動車道の荘川インターを降りて、国道158号線を高山方面へ3分ほど走ると、惣則橋付近から右側の山裾にすっくと立つ姿が目に入ってきました。橋を渡り数百メートル程進むと、人家の裏にすっきりと整備された広場の入り口近い所に、そのイチイの巨樹が聳えていました。
巨樹の前には、一基の墓石があり、そこは鈴木家の墓地でした。他にも2箇所に墓石とともにイチイの大木が主のように墓標として立っていました。鈴木家では、この地方の風習に従って墓標として、先祖代々守り育てられ、屋号を治郎兵衛と称したことから「治郎兵衛のイチイ」と呼ばれているといいます。
推定樹齢2000年以上といわれ、枝張りは、13メートルにも及び、幹周り 7.95メートル、樹高 15メートルの巨樹で、昭和63年度環境庁の巨樹巨木調査では、日本最大のイチイにされています。
とても2000年以上を経た古木とは思えず、真っ直ぐに伸びたバランスのいい美しい樹形で、葉も青々とよく茂っており、樹勢も今なお旺盛で全く衰えが見えない感じでした。
「治郎兵衛のイチイ」 国指定天然記念物
樹高 15メートル 幹周り 7.95メートル 推定樹齢 2000年
所在地 / 岐阜県高山市荘川町惣則字前畑111
なお、この墓地及び山の斜面は「北野農村公園」として整備され、旧荘川村の村の花 「ササユリ」群生地として町の指定保護地になっています。私の訪ねた6月14日には、まだつぼみ状態でその清楚な花姿を見ることができませんでした。例年、6月20日頃開花し、7月上旬頃まで見られるそうです。
「巨樹探訪」熱中人
うっとうしい梅雨の時期、一服の清涼剤として気持ちを和ませてくれるのがアジサイの花ではないでしょうか。
アジサイは日本固有の花で、藍色の花が集まって咲くという「集(あず)真(さ)藍(あい)」が訛ったものとされています。
一般的に知られる花は、球状の小さな花が集まって見えるアジサイは西洋アジサイ。日本原産の額アジサイを品種改良したものだそうです。現在多く見られるのは、この西洋アジサイです。額アジサイは、中心部に珊瑚状の花をつけ、まわりを小花のように見える装飾花で飾った独特の花。その形状が額縁のように見えることから額アジサイと名付けられたといいます。日本各地の山中で見られる可憐な山アジサイはこの花です。
そんなアジサイを求めて、先日梅雨の晴れ間に、東海一の「山アジサイの寺」「アジサイの山寺」として知られる、美濃の国の山寺、三光寺を訪ねました。岐阜県関市から武儀川に沿って国道418号線を根尾谷に向かう途中、山間の集落、岐阜県山県市富永にありました。
三光寺は、真言宗の古刹で、美濃四国88ヶ所第74番札所、美濃西国33ヶ所第八番目札所。境内本堂へ向かう山の斜面には、140余種8千株にも及ぶという「山アジサイ」「額アジサイ」が花曼荼羅の如く咲き乱れていました。大きな西洋アジサイに比べボリューム感や華やかさには欠けるが、素朴で、つつましく、しかも野趣ある「山アジサイ」「額アジサイ」の風情は、この静かな山寺にはふさわしい花だと思いました。
これらの花には、「白鳥」「紅(くれない)」「清澄沢」「七段花」「虹」「白舞妓」「黒姫」「桃色ヤマアジサイ」等々の素敵な名前が付けられていました。
花追い人

先週末、富山気象台から「北陸は梅雨入りしたもよう」と、ようやく今年の梅雨入り宣言が出されました。富山の梅雨入りは、例年より9日も遅れているとのことですが、田植えから1ヶ月も経ちますと、陽射しできらきら光っていた水田は、緑一色の稲の絨毯に置き換わっていました。梅雨入り後の稲の成長は早く、日に日に背丈を伸ばしています。毎朝、通勤途中に目に入る水田の稲の緑は、なぜか心を落ち着かせ元気づけてくれます。
すくすく成長する稲の緑から、元気エネルギーを貰っているお蔭で、未だ大病知らずに過ごせることに感謝、感謝の毎日です。従って、梅雨入り宣言にもかかわらず、週末は家には閉じこもってはおれず、晴れ間を見計らって、梅雨景色でも撮ってこようかと出掛けてきました。
剱岳山麓の立山町・伊折橋を通過の頃は、毛勝・猫又岳や大日岳は厚い雲の中でしたが、写真のように、剱岳だけが青空をバックに威風堂々たる山容を見せていました。
そうだ、この晴れ間に剱の衛兵と言われる中山に登れば、雄大な剱と間近に対峙でき、しかも、ひょっとすると独り占めかもと、急遽、予定変更で登ることにしたのです。
いつもなら駐車スペースを探すのにさえ苦労する登山口の駐車場には、梅雨入り直後とあって、一台の車もありません。まさに、梅雨の合間の天からの有り難い贈り物です。中山に登らずこのまま帰る手はありません。折角お膳立てしてくれた天の神に失礼です。有り難く頂戴いたしますと、デジカメ片手に登ることにしました。
明け方までの降雨で、登山道は所々ぬかるんではいるものの、スニーカー履きでも登るには支障はありません。
大窓、小窓、マッチ箱のピークからなる小窓尾根が、新緑の枝越しに荒々しい稜線を見せてくれています。久し振りの登山です。登るにつれ、体中から気持ちいいほどに汗が滴り落ちてきます。小一時間も登ったでしょうか。見晴らしの利く展望所で一休みしていると、剱の頂上に雲が湧き始めてきました。これはやばい、休憩どころではありません。先を急がねばなりません。ところが、剱の頂上を包んだ厚い雲は、やがて、足早に早月尾根を走り下って、こちらに向かってきました。
登山口から、一時間半ほど登っており、そろそろ中山頂上直下ですが、ポツリ、ポツリと降り出し始めました。今朝は、登山の「と」の字も考えず、梅雨景色でも撮ってこようかと軽い気持ちで家を出たのです。スニーカーは履いていましたが、雨具などは持っていません。 頂上に登ることを断念して、本降りになる前に急いで駆け下りてきました。
やはり山に登るには、準備だけはしっかりしてないと駄目ですね。たかが里山だからと安易に登ると痛い目に遭いますね。そう言えば、この中山でも、今年の春先には遭難事故で、山岳警備隊によるヘリコプターでの救出が行われています。おまけに、熊よけの鈴も持っていないので、登山口から両手に石を持って、カチーン・カチーンと石を叩き、熊に遭遇しないことを念じながら、ビクビクして登っていました。
途中で、キノコがびっしり生えているのを見つけました。食べられるのか否か解らないので、取るのは止めて、撮ってきました。
とやまの こうじ


常願寺川の住人こと岡本泰治です。
北陸さぶろくゴルフ会を下記の要領で開催します。
伊原美枝子さん(伊原勝一君夫人)のホールインワンの披露を兼ねます。
当日同じ組で現場に居合わせましたので、僭越ながら発起人を買って出ました。
ホールインワンの処理は3ヶ月以内という制約もあり、暑い時期ではありますが、
8月20日に太閤山カントリークラブで開催する運びとなりました。
パーティのみ参加したい方も大歓迎、ふるって参加下さい。
---------------------- 記 ------------------------------
1.ゴルフプレイ
日時:平成20年8月20日(水)8時59分スタート
場所:太閤山カントリークラブ
〒939-0323 富山県射水市平野1番地 代表TEL 0766-56-1200
http://www.taikoyama-cc.com/
2.パーティ
日時:平成20年8月20日(水)18時
場所:いしや
金沢市彦三町 2-8-3 TEL 076-264-0161
http://www.ss.iij4u.or.jp/~hisaharu/
3.会費
ゴルフプレイ及びパーティ: 10,000円(プレイ代含む)
パーティのみ参加 : 5,000円
賞品及び記念品は、伊原さんより提供されます。乞うご期待!!
参加の可否を当ブログにコメントで回答願います。
パーティのみ参加の方はその旨明記してください。
8月10日まで回答をお願いします。
追記:
先日伊原夫妻と私たち夫婦と"いしや"にて事前打ち合わせのため会食しました。
日曜日とあってほぼ貸切のようになって、宮川夫妻も交えて大いに盛り上がりました。
酒の勢いもあって、パーティで私の妻が筝(こと)を演奏することになりました。
我田引水というか?どうも面映いのですが、座興になれば幸いです。
岡本 泰治
6月1日(日)島根ゴルフ倶楽部宍道湖コースにおいてもう一つの「さぶろくゴルフ会」が開催されました。快晴無風、何の言い訳もできないほどの絶好のゴルフコンディションに恵まれ、前夜祭の酒気を引きずりつつも、皆元気にスタートしました。
そして、なんと、アウト5番ホール(Par3)において、伊原美枝子選手(伊原勝一君夫人)がホールインワンを達成!
大病を患って夫婦手を取り合ってのリハビリの成果が一気に花開きました。おめでとう!
優勝は、伊原美枝子選手:グロス(42,45=87),ネット69.0
次勝は、野田多恵選手:グロス(45,42=87),ネット73.8
残りの人たちの成績はムニャムニャ・・・・・
出場選手は以下のとおり、
伊原美恵子、野田多恵、荒井晴雄、佐藤正保(佐藤比登美さんご主人)、木本英明、佐藤比登美、長秀隆、古市秀一、伊原勝一、岡本泰治、新保洋一
今大会は、前夜祭から盛り上がり誠に楽しいひと時を過ごすことができました。
お世話いただいた、佐藤ご夫妻に心から感謝申し上げます。
追伸、なお伊原美枝子選手の「ホールインワン」に関わる記念行事等は、当日現地にて粛々と完璧に終了いたしましたことを申し添えさせていただきます。
常願寺川の住人