今朝の富山の地方紙(北日本新聞)に、本来、暖流系の魚であるゴンズイが富山湾で産卵・孵化して、群れで泳いでいる写真がのっています。やはり地球温暖化現象の一部でしょうかね。
例年ならとっくに「鰤起こし*」と共にフクラギ、ガンド、ブリが回ってきて、富山湾の定置網は連日活気づいているはずなのに、未だにまとまった回遊がありません。どこの定置網漁協もため息が出るばかりと嘆いています。
*注「鰤起こし」とは、12月初旬頃、稲妻と激しい雷鳴とともに富山湾で吹き荒れる暴雨風のことで、この「鰤起こし」が吹くことで、海が荒れ、攪拌されて、海水温も下がり、鰤が回遊し、定置網での鰤の水揚げが本格化するのです。お米が原料の鰤風味のお菓子「ぶりおこし?」じゃありません。そんな魚臭い「おこし」って商品化されません。
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ところが、この週末は一転して強い冬型の気圧配置となり、金曜の夜半からの猛吹雪で、土曜日の夜明けまでには、富山市内でも20cmの積雪をみています。昨日は、一日中、断続的に雪が降り、空、陸ともに交通機関が大きく乱れていました。
我が町内には、残念ながら未だに融雪装置は施されておらず、各家々では夜明けとともに、総出で除雪作業に取り掛かっています。我が家一軒だけで町内の和を乱すわけにはいきません。家内とスコップ、ママさんダンプを持ち出して、皆さんと一緒に道路の除雪に汗をかいていました。
一汗かいてから、雪が小降りとなったのを見計らって、近くの山に出掛けてみました。大雪注意報が出たからと言っても、一日中、雪が降りっぱなしって事はありません。時々、天の神様が強く息を吹きかけて、どんより雲を吹き払ってくれます。そう、5?6分ぐらいですかね、ほんの一時ですが青空が顔を出してくれます。その瞬間がたまらなく素晴らしいのです。まさに天からの恩寵です。真っ青な空に真っ白な雪、たった2色だけですが、背景に青空が入ると心和む素晴らしい絵になります。風が吹くと、雪の華吹雪が舞い散ってきます。
"燃えて燃やした肌より白い花??♪♪浴びてわたしは夜桜お七?♪♪・・ さくら?さくら?はな吹雪??♪♪"
降雪の合間に戸外でも充分楽しめる富山の冬も捨てたもんじゃありませんよ。
とやまの こうじ
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