今年はイノシシの襲来があり、筍狩りは難しいだろうと思われましたので、さぶろく会筍探索の日をご案内しました。ここのところの状況では、イノシシは毎日来ているわけではないし、山を完全に網羅しているわけでもなさそうです。そんなわけで、そこそこみつかります。例年よりは少ないと思いますが、筍の好きな方、山歩きが好きな方は是非お越しください。
5月1日(木)午前10時からです。
竹伐り翁記
金沢大学附属高等学校36年度卒業同期会
今年はイノシシの襲来があり、筍狩りは難しいだろうと思われましたので、さぶろく会筍探索の日をご案内しました。ここのところの状況では、イノシシは毎日来ているわけではないし、山を完全に網羅しているわけでもなさそうです。そんなわけで、そこそこみつかります。例年よりは少ないと思いますが、筍の好きな方、山歩きが好きな方は是非お越しください。
5月1日(木)午前10時からです。
竹伐り翁記
椿の大木というのは、大変珍しいと思いますが、そんな数少ない1本が石川県内にありました。それは、津幡町の山中に隠れ潜んでいたのです。その存在を知ったのは、3?4年前だろうか?テレビを見ていた時です。石川県加賀市在住の写真家 宮 誠而氏が、3月まだ雪が積もっている山中を雪を踏みしめながら、その大椿の写真を撮りにいく様子が映し出されたのです。。その時のことが、かすかに記憶に残っていたのです。
先日、津幡の山中にある「茶房 雲海」へ行ったとき、店の女将さんに、大椿のことを話したら、あす、あさっての土日の2日間、「大椿を見に行こうの会」がガイド付きであるとのことでした。しかし、後日出直すのも癪だったので、女将さんに場所を聞いて、早速見に出かけました。
およそ20分ほどで行けると聞いて、簡単に考えて山中へ分け入ったところ、これが大変でした。先ず、山への入り口の「熊に注意」の看板を見てびっくり。歩を進めると、熊笹に覆われた道。そんな生い茂る熊笹をかき分けかき分け、鬱蒼とした孟宗竹の竹林を通り抜け、湿地帯のぬかるみに足を取られながら、ようやく目的の大椿にたどり着きました。途中の竹林ではイノシシに掘り起こされた穴の多さにびっくり。これでは、今年の筍は全滅だと思いました。
藪椿であろうか、とにかくでかい樹だ。本当に椿にしては珍しい巨木だ。樹高はそれほどでもないが、枝張りが豪快である。地上1mほどの所から大枝が数本四方に伸び、樹勢旺盛といったところだ。これだけの巨木にもかかわらず、説明板もなく、知る人ぞ知るといった印象だ。「茶房 雲海」のパンフレットには、樹齢600年と記してあったが、樹高、幹回りなどは不明です。
所在地 石川県津幡町上藤又の山の中
( 撮影日 H26.4.11 )
「巨樹探訪」熱中人
桜にも当たり年というものがあるのだろうか? 今年の金沢地方の桜は、4月1日開花、6日ごろから見頃を迎え、15日ごろまで満開の状態で楽しめた。見る者にとっては、有難いことだった。
金沢の桜名所といえば、やはり、金沢城公園と兼六園だろう。殊に金沢城内には、ソメイヨシノだが、結構大きなあ桜の木がある。たとえば、石川門をはいって左側に、三の丸北面の石垣上に、大手門を入って広場の入り口に、旧第六旅団司令部前に、と見栄えの良い桜の大木がある。これらは、皆、一本ないし二本と独立して立っている。勿論、菱櫓横の内堀沿いにの通路に立つ桜並木も見事だ。堀の水面にも影を落とし、風吹いて散れば、水面に花筏となって、これもまた美しい。しかし、もっとも絵になるサクラ風景は、兼六園側から見た、石川門を背景にした満開の桜だろう。
( 撮影日 H26.4,14 )
花追い人
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4月14日(月)、久しぶりに、金沢・寺町の「松月寺の大桜」を訪ねた。皆さんも、まだ記憶に残っていると思いますが、高校時代、毎日の通学の行き帰りにバスの窓から眺めていた、あの大桜です。寺の塀から身を乗り出すようにして、枝を道路上にに伸ばしていた桜です。
訪ねた時は、満開にはちょっと早かったのか、向かって右側の方だけが白くなっていた。ソメイヨシノの華やかさには及ばないが、控え目な白っぽい色だ。おそらく山桜の一種であろう。しかし、高校時代に見ていた時の印象とは、私の記憶は定かではないが、何か違っているような気がした。あの頃の姿は、もっと大らかで、ゆったりと枝を伸ばしていて、花もしっかり付いていたと思うのだが。目の前の桜は、何か窮屈そうで、花もちょっと遠慮勝ちに付けているような気がする。と云うより、みすぼらしく、貧弱な姿にも見える。よく見れば、塀から飛び出している部分の太い枝が、2?3本切られている。今の交通事情から仕方ないことかもしれないが、仮にも国指定の天然記念物の木ではないか。何とか工夫できなかったものか。また、桜の下には、無粋な工事中の看板が立ち並んでおり、文化財に対する配慮が全くなされていないのだ。しかも、「後世に残そう文化財」といった立札の前にだ。
金沢市が作成した、大桜の説明板には下記のように記してあった。
「昭和18年(1943)、文部省から天然記念物に指定された大桜がある。山桜に似ており、花びらは5cm程、樹齢は不明。小松城にあったものを、当寺の至岸和尚が三代藩主前田利常公から拝領し、金沢に移植した。儒者 室鳩巣が「遊松」「月寺看桜花」の詞を作ったのも、この桜を見てのことである。」
所在地 石川県金沢市寺町 5?5?22 松月寺
( 撮影日 H26.4.14 )
花追い人
恒例になっている筍狩りのシーズンになってきました。今年は表年て豊作が見込まれています。ところが、いつもの筍山にイノシシが襲来しました。イノシシは嗅覚が鋭く、まだ地面の下にある筍を掘り返して食べます。いたるところ穴だらけで、確かに今年は豊作だということが分かりました。そんなわけで、今年の筍狩りは中止します。ただ、イノシシといえども食べ尽くすこともないと思いますので、探してみようと思われる方のために、さぶろく会筍探索の日を設定しました。
5月1日10時からお待ちしています。 竹伐り翁記
4月10日の北国新聞に、咲き誇る「名木の子」 として掲載されたシダレザクラの写真をみて、翌日、さっそく出かけてみた。
その場所は、津幡町の上藤又の里。倶利伽羅峠の麓に当たるのだろうか? 国道旧8号線の「道の駅 倶利伽羅源平の里」の先、刈安交差点を少し超えたところを右折し、しばらくして左折して進んだ行き止まりに、鄙びた里山の風景の中に、ピンク色の花や、黄色い花、白い花が咲く集落に出会います。そこが、上藤又。まさに、里山の原風景です。「茶房 雲海」の看板を見て、左の曲がりくねった細い道を上がっていくと、大きな古民家が。それが「茶房 雲海」であった。
「茶房 雲海」の右の山の斜面に、目的の一本のシダレザクラが、優美な姿を見せて立っていた。大木ではないが、枝も多く、そのしだれ方が、まことに繊細で優しい。花はまだ6?7分咲きほどだろうか、まだ細い小枝が透けて見える。まだ若々しいシダレザクラだ。空の青と、背景の濃い緑、斜面のフキの若々しい緑の中で、淡いピンク色が映えていた。
このシダレザクラは、2012年4月に紹介した、かほく市上山田の喜多家から譲り受けた苗木を植えたものだそうです。ということは、この桜は兼六園のシダレザクラ(今は哀れな姿をさらしている)の孫に当たるわけだ。 新聞記事によると、長く世話する人がいなかったが、約10年前に桜の隣にある古民家で茶房を開いた、宮川さん夫婦が丹精して、再び花を咲かせるようになったという。
「茶房 雲海」の樹齢300年のキャラ木と八重桜が見えるお座敷で、春限定の「さくら餃子」と「ふきのとう餃子」、倶利伽羅蕎麦を食べて帰りました。
所在地 石川県津幡町字上藤又 トー 9
( 撮影日 H26.4.11 )
花追い人
今回の福井県内のサクラ巡りで、思わぬ収穫があった。それは、味真野小学校から南の方へ、最初の信号から4?500m先、文室町へ至る道沿いに、満開になった見事な一本桜の大木である。おそらく、私有地であろうが、きれいに整備されており桜を見に来た人のための配慮が覗えた。夜のライトアップ用の照明器具も供えられていた。
味真野小学校のサクラにも、ひけをとらない美しい樹形の桜である。まだ、樹齢は若いと思うが、樹高は高く、枝も伸び伸びとしていて、実に若々しい限りの桜だ。でも、この桜を愛でてる人は誰もいない。ただ、近所の人だろうと思われる、一組の親子が遊んでいるだけだ。
樹齢何年の木か、どういう種類の桜か、名前が付いているのだろうか、名前もわからない桜の樹だ。もったいない話だ。これでは、いくら美しい見事な桜も、美しいだけでしかない。美しい桜で、しかも、何か物語性があれば、多くの人を呼べるのだろうか?でも、私にはそんなことはどうでもいい。美しければ、それで良しだ。一人しみじみ観賞できるのだ。誰にも邪魔されずに。自分だけの桜だと思えるのだ。
この道の行きどまりには、継体天皇ゆかりの五皇神社がある。
所在地 福井県越前市池泉 (文室町への入り口
( 撮影日 H26.4.7 )
花追い人