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吉野瀬川の圧倒的な桜並木をを見て、旧武生市内JR武生駅の近く、寺院の密集した地域へ。目指す大宝寺はその一角にありました。境内の駐車場に車を置き、寺の本堂へと進むと、見事な枝ぶりの枝垂れ桜が。しかし、残念なことに、見頃を過ぎ、わずかに枝先にわずかの花を残すだけで、ほとんど散りきった状態でした。満開の時は迫力満点の艶姿であったであろうと想像できました。大きく周囲に広げた枝は優美な感じです。根元の杉苔も見事。その上に散った花弁が苔をピンク色にしていました。
現在、幹回り1.5mのこの桜の木は、元はもう一回り大きく、100年以上を経た大木でしたが、昭和40年(1965)の台風23号のため折れてしまい、その根元から芽吹いて育ったものだといいます。ということは、50余年でこの立派な姿になったといいえます。桜の生命力恐るべしです。
所在地 福井県越前市本町10-2
( 撮影日 2018.4.5 )
花追い人


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