- 輸入食品の増加によって
様々な種類の魚介類が安価に手軽に提供される。 また、他国との貿易摩擦の解消に役立てたいという意見もある。
- 養殖によって
気候などに左右されない安定した供給量と価格が提供される。
- 国内の生産者にもよい面で刺激をあたえているのではと言われている。
しかし、その一方で・・・・・
- 安全性への疑問が残るのでは?
深刻な魚介類の化学物質汚染
環境ホルモンによる汚染
環境ホルモンは、学問的には「内分泌かく乱物質」とよばれる。環境ホルモンの全容はまだ明らかになっていないが、ごく微量であっても体内に入るとホルモンに似た働きをして、生体をかく乱したり、生体のホルモン量を変化させたりするといわれ、その影響による障害は、何年も先になって表面に表れてくる可能性がある。発生源として、肉、魚、卵、乳製品などの動物性食品やプラスチック製品(合成樹脂の食器、ラップ、ペットボトルなど)、殺菌剤、殺虫剤が考えられ大きな問題となっている。
日本人は環境ホルモンの1つダイオキシン類の約6割を魚介類から摂取していると言われている。日本でも都市沿岸魚は、特に汚染されていると言われているが、捕獲地にも差がある。しかし、天然魚の安全性も懸念される一方で、ハマチなどは天然のものより養殖魚の方が汚染されていると言われている。
また、ダイオキシンの他にも有機スズによる汚染、特に毒性の強いTBT(ト
リブチルスズ)、TPT(トリフェニルスズ)などはこれまで船底塗料や養殖 魚網の防汚剤などに大量に使われてきた。養殖ハマチに背曲がりなどが多発し、
養殖場の有機スズ乱用の実態が大問題になったのは、つい十余年前のことであ る。日本は1997年までにすべての使用が禁止されたが、規制のない国もあ
り国際的に全面禁止が検討されているが、当分汚染の心配が続くだろう。
その他の汚染
- 輸入魚
- 薬物汚染、加工食品の食品添加物など安全の基準が国によって異なり、その検査体制が充分ではない面もある。最近は輸入養殖魚も増えており、薬品の使用状態が国内産以上につかみにくいところも気がかりである。
- 養殖魚
- 過密状態で養殖されることが多く、病気予防の抗生物質や抗菌剤などが投与され残留薬物汚染が心配だと言われている。
- 輸入品に押され国内の漁業経営が難しくなるのでないかとも懸念されている。
- 国際関係が不安定になった場合、自給率が低い日本は食料の国内確保が難しい。
- 日本の豊かさの裏側には、輸入元である現地での日本企業による経営方法、漁業方法から問題も起こっている。現地の人々の生活環境悪化が指摘されている。
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