圓八の「あんころ餅」
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この「あんころ餅」は、今はもう亡くなった親父が、国鉄の駅の売店で、お土産にとよく買ってきてくれた。小さい頃の楽しみの一つだった。変に甘くない美味しいあんころ餅だ。
「加賀名物 圓八あんころ餅の由来」
元文二年(一七三七年)六月村山家二世のあるじが、四十二歳の時何を思ったのか裏庭に羅漢柏(らかんばく)の苗木を植え「わが願いがかなうならこの枝木茂れよ」と深く祈り翌日の夕方妻子を残していずことなく立ち去った。残された家族が生活に困っていたところ、中秋(陰暦八月)の真夜中、僧の姿をした夫が、妻の枕元に立ち「吾は山城國鞍馬山にこもり天狗について修行している。そこでおまえに教えることがある。これこれの製法で餅をあんころで包み食べた者息災延命、商う者商売繁栄となろう」と、告げて姿をけしたという、これが圓八あんろこ餅の起こりである、以来一子相伝にて二百五十余年当家の庭には今も羅漢柏の木が茂り天狗の祠が鎮座している
千代の名とならう団子や花八ツ手 末翁
(あんころ餅に付いていたチラシから転載した)
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