構造改革って

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 総論としての「構造改革」についてはなんとなく分る。しかし、構造改革を声高に主張している人が、金融政策で何を構造改革と言っているのか良くわからない。郵政民営化の事を指しているわけでもないだろう。

 日銀は金利を少しずつ上げて正常に戻すことすらできないでいる。

 なぜ、いまの金利のままにしておくのが構造改革なのだろうかと不思議に思う。これ以上、円安バブル、円キャリバブルを世界中に振り撒いてどうしようと言うのだろうか。

 米国のサブプライム問題の遠因の一つに円キャリバブルがあるとも言える。バブルは大きくなればなるほど、破裂したときの被害は大きい。山が高くなればなるほど、谷は深くなるのは自然の成り行きである。
 ここまで円キャリバブルが大きくなったからには、山が高くなったからには、我々は谷が深くなることを覚悟しておかなくてはならないだろう。

 そう遠くない将来、今までの付けで円独歩高が止まらない時代がやってきそうだ。どう準備していくか、悩ましい限りだ。

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このページは、弁天小僧が2007年9月16日 13:05に書いたブログ記事です。

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