2004: 2004年8月アーカイブ
「歌われや~あぁ、わゃしゃはやす~ぅ。」と親戚の人が集まるお祭りの宴席で、親父がよく歌っていた。
盆踊りで、この曲が流れることがあったけど、踊りはちょっと難しいくて、なかなかうまく踊れなかった。
「越中おわら節」。旧盆が過ぎる頃からこの旋律がやけに懐かしくなり、ついつい口ずさんでしまう。
もうすぐあの鼓弓の音色とともに、静かに訪れる9月1日「越中おわら風の盆」。
坂の街、越中八尾。入り組んだ八尾の街並みをおわらの風にのせて、鼓弓の音色が胸の中に染み込んでくる。
しばらくの間、タイトル画像は以前八尾で撮ってきたおわらの写真を使うことにした。
○ 2004.8.25 - 27
窓の外で鈴虫が鳴いている。
暑い暑いと思っていたが、お盆を過ぎると季節は移る。窓から吹き込む風もこの時間になると肌寒い。
山の木々は暑さに焼けて赤っ茶げているものが目立つ。雨が少なかったからかも知れない。太陽の光に焼けたのかも知れない。朝晩とお昼の温度差が大きいと紅葉が綺麗だとも言われる。今年の紅葉はどうだろうか。
移り行く季節を感じる。確実に秋が近づいてきている。
全然話は変わるけど、そろそろ、景気もクラッシュする季節になってきた。用心に越したことはない。
今日は、国道157号を白山に向けてドライブしてきた。この路線には沢山の温泉がある。町で運営している公共の銭湯が多いのだが、その中に私営の穴場的な銭湯がある。
「杉の子温泉」である。外観も工場の中にある銭湯といった感じであったが、最近改装して、小奇麗になった。一番目立つようになったのは道路脇に建ったカンバンかも知れない。以前は小さなカンバンで殆ど目立たなかった。今はご覧のような大きなカンバンが建っている。
このカンバンには「天然湧出42度純正湯放流式」と書いてある。確かに、湯舟には竹筒から常に温泉が注がれている。
外の溝を覗くと、洗い場からと思われる湯が流れ出している。どうも湯を沸かすボイラーもなさそうである。要するに湧き出る温泉を湯舟に垂れ流しているわけである。だからか、季節によって、多少湯の温度が温くなったり熱くなったりもする。
この温泉は、5、6年前までは、ありまり知られておらず、白山登山者が帰りに寄る穴場的な温泉だったのだが、こんな風に日記に書いたりするからか、訪れる人も多くなってきてしまった。
追伸
この写真を撮った時は、湯に入らずに帰ってきたが、次の日はお湯に入ってきた。
竹筒から湯舟に湯が垂れ流しになっていると書いたが、2,3人入るといっぱいになる位の大きさの木の湯舟が二つ続いていて、その湯舟と湯舟の間に湯が出る口があって、そこから常に湯が流れているといった造りに代わっていた。
それと、以前は窓から溝が見えたのだが、今は見ることができなかった。
以前の印象が強かったので、ああ書いたが、人の記憶というのはいい加減なものだと思ってしまう。
私が住んでいる近くにも、日本百選にも選べれた名水というのがある。近いと言っても、一番近いところでも車で20分位は走ることになる。
2リットル入りのポリタンクを持って、たまに水汲みに行く。さすが名水と言われるだけあって、この水で入れるコーヒーやお茶は、味がまろやかというのか、コーヒー豆やお茶のもっている味がストレートに伝わってくるように思う。また、お米を炊くにも、水道水で炊くのと違い、お米の美味しさが一段と引き立つようでもある。
ところが最近、水汲み事情が違ってきた。なんと近所のスーパーマーケットに水汲みに行くようになった。スーパーマーケットのサービスで、マイナスイオン水とか、自然水といったものが、ペットボトルなどに入れて持ち帰ることができるようになっている。一応、500円とか200円で最初に指定のペットボトルやポリタンクを購入すれば、後は毎日の水汲みは無料といった仕組みになっている。
誰が最初に考え出したサービスか知らないけれど、これがまた結構流行っている。そのうちに、名水百選の中にスーパーマーケットが入ってくる時代がくるかも知れない。