戸隠の熱い夏の最近のブログ記事

小説本を出版した。ハードカバーの単行本である。

香積 響 著
ISBN4-902182-07-6
四六版 360頁
定価 1890円
  (本体1800円+税)

おじさん達への応援歌
俺達にも
青春はあったんだ !!


 生徒たちばかりが青春じゃない。悪ガキたちを引き連れての戸隠合宿で、啓介の胸にも青春の熱い炎が燃え立った。
 悪ガキとの奇妙な友情、醜女からの執拗な求愛、真夏の高原に啓介の拳は唸り、恋の火花が飛び散る。
 青春の笑いと恋をコミカルに爽やかに描く…。


 JR大糸線の車窓から眺める北アルプスは、晴れ渡った夏空にくっきりと稜線を浮かび上がらせて爽やかだった。二十年前のあの頃と変わりはなかった。この稜線と青い空に生徒たちの屈託のない笑い声が加われば、全てがまったく二十年前と同じだった。啓介はふと溜め息を漏らした。胸がほろ苦く疼きだした。
《あの子たちはどうしているだろうか…》
  間もなく松本駅に着くはずだった。胸の疼きに甘いものが加わった。すると、妙な混乱に囚われた。松本駅であの時の生徒たちが待っているような気がしてきた。啓介は目をつぶった。そして「時」をさかのぼり始めた

 昭和に青春時代を過ごした団塊の世代。そんな彼らの青春をコミカルに描いた純愛小説。社会の一線から去っていく彼ら。そんな彼らも、ふと見上げれば青い空。あの頃の思いが蘇ってくる。パワー溢れた青春時代を呼び戻そう。元気を出して前に進もう。新しい一歩を踏み出そう。

 香積響が書き下ろした青春小説の編集が一先ず終わった。四六版360頁。ハードカバーで出版しようと思う。団塊世代の仲間達にカバーのデザインをお願いして、挿絵も描いてもらおう。楽しい本になりそうである。出版予定は、来年の5月。乞うご期待!!

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