2006: 2006年9月アーカイブ
友人に富山にある「シャルダン・ド・サンス」というレストランを紹介してもらった。
富山の荒町の交差点から中央病院の方向へ、日出町交差点を右に折れて白銀公園の隣。荒町の交差点から歩いて5,6分の所にあるレストランだ。「富山市白銀町6-23 パークサイド白銀1F Tel/Fax 076-422-2244」
実は、金沢と富山の食文化が話題になったときは、「素材の富山、料理の金沢」と言っていた。しかし、このレストランを紹介してもらって、この考えは当たらないかも知れないと思い始めている。
土地があって素材がある
素材があって料理がある
料理を楽しむ空間がある
五感で楽しむフレンチの小宇宙
五感の庭
(シャルダン・ド・サンスのホームページから引用)
料理のことを端的に表しているように思う。
よく旅先でその土地の地酒を飲んで、美味しいと思い、お土産に買って帰って、家で飲むのだが、旅先で飲んだときとはどことなく違うという経験がよくある。多分、その時の料理や、水が、お酒の味を引き出し、地酒が料理の美味しさを引き出していたのだろう。 だから、お酒だけを変えても、旅行先での感動が蘇らないのではないだろうか。そんな風におぼろげに思っていた。
ところで、東京の丸の内ビルディング35Fにある「シャルダン・ド・サンス」の方が有名なようだが、高い所にある分、料金も高そう。わざわざ東京に行かなくても富山で手頃な値段で、フランスの三ツ星レストランの味を楽しめるというのは嬉しい。
近い内に、確かめてこようと思う。楽しみである。
私の生活スタイルを省みると、インターネットを筆頭にした情報技術は、好むと好まざるとに係わらず、意識するしないに係わらず、生活の中で、なくてはならないものになってきている。
そうこう思っている中で、INTERNET Watch に、行動特性や世代ごと利用動向を分析した「ネットユーザー白書2006」の紹介記事があった。
白書によると、「知りたいことやわからないことはまず、インターネットで調べてみる」ユーザーは全体の92.3%に上った。日常的に利用するものは、「情報収集」98.1%、「メール」89.1%、「ネットショッピング」68.4%など。ブログや個人サイトの閲覧、ネットバンキング、映像・音楽の閲覧およびダウンロードの利用も目立った。
また、ネットショッピングを過去に1回以上利用したことのあるユーザーは90.6%、1カ月に1日以上利用するユーザーは68.4%だった。このほか、実店舗で買い物をする前の情報源にインターネットを利用するユーザーは77.1%で、商品を選ぶ決め手にしているユーザーは33.8%だった。
調査・分析を担当したIMJBCのコンサルタントである中澤雅夫氏は、「インターネットはユーザーの生活に密着している。物を買うときもなくてはならないメディアになっている。また、ネットは若い世代を中心にライフラインや対話ツールとしても定着している」と説明した。
九州地方に上陸した台風13号だが、今日は日本海側を通過しているようだ。しかし、こちらの上空はポッカリと穴を開けて雲は無く、台風は避けて通過しているようである。多少風はあったものの、夏の暑さがぶり返した一日だった。
午前中に、家での用を済ませ、11時頃から昼食がてらドライブも兼ねて少し遠出することにした。今日は、富山との県境にある福光医王山温泉・ぬく森の郷に行くことにして、山側環状で森本に出た。そこから国道304号で福光へと車を走らせ、ぬく森の郷に向かった。
ぬく森の郷の玄関の上には、来場者が100万人を突破したと墨で書かれた木の看板が掛かっていた。前にも一度来ているが、そんなに昔の話でもないと思う。評判が良くて、沢山の人が訪れているということだろう。
露天風呂は広くて、山の緑と空の青。そして、白い雲。風呂岩に背をもたれて湯に浸かっていると、ゆったりとした、なんとも幸せな気分になる。
ゆっくりと風呂に入って食事をして、帰りは福光に出て、医王山の山並みを見ながらドライブをしながら帰ってきた。丁度、稲の穂も黄金色にたわわになって頭を垂れている。稲の刈り入れが済んだ田圃とまだの田圃が斑になっていた。
帰りは、角間にある金沢大学の横を通って帰ってきた。このルートが一番早そうである。また、行こう
最近、Web2.0 と言う言葉をよく耳にするようになった。しかし、Web2.0を説明しろと言われると、モジモジとするだけである。そこで、自分なりにWeb2.0をメモにまとめた。
Web2.0のキーワードは、「マイクロコンテンツ」ではないだろうか。
ホームページを例に取って考えてみること、「コンテンツ」がページ、「マイクロコンテンツ」は、ページを構成する「ある意味を持つ塊」と表現できる。オブジェクト指向的に言えば「オブジェクト」が、マイクロコンテンツと言えるだろう。
私たちは今まで、ホームページはHTMLという言葉で記述してきた。 HTMLでは、<html>から</html>に囲まれたものが情報の塊であり、これらを、ハイパーリンクと言う仕組みで関連付ける。しかし、HTMLの言語仕様では、ホームページの中味を構造化して表現するといった仕様はない。そのため、HTMLでの情報の塊の最小単位は、ページということになる。
一方、このHTMLで書かれたホームページは、インターネット上のサーバと言われるコンピュータに格納して置く。サーバでは、パソコンからの要求に従って、その要求に対応するプログラム(httpd)が、ファイルの中味(HTML)をパソコンに送出する。パソコンでは、サーバから受け取ったHTMLを、ブラウザというプログラムを使って、パソコン画面上に表示している。
さて、ブログがWeb2.0の特徴を表現する代表選手と言われている。とは言うものの、このブログも多くの場合、いままでと同じようにブラウザでパソコン画面上に表示して見る。見た目上の特徴といえば、ブログにコメントを書くことができたり、他のブログからのトラックバックでリンクが張られると言ったことが挙げられる。
そして、これらコメントやトラックバックは、ホームページに対してではなく、エントリーと言われるそれぞれの記事に対するものであることに気付く。
言い換えれば、ホームページを構成する記事を個別にアクセスできるということであり、ホームページが構造を持っていることを意味している。ブログの個々の記事が、前述した「マイクロコンテンツ」になっていると言える。
今まで私たちは、ホームページはWebブラウザで見るものと思っていた。しかし、最近では、RSSリーダでホームページを見ている人が多いようである。
個々のRSSリーダの機能に依存することではあるが、RSSリーダを使ってブログを見ると、ブラウザとは違った見方ができることに気付く。記事の一覧だけを表示させるとか、複数のブログの記事を並べて見ると言ったこともできる。
そして、RSSリーダの多くは、興味のあるブログを、指定した間隔で、ブログの変化をサーバから取り出し、新たしい記事は何かを表示するといったこともできる。いままで、ブラウザの画面で「更新」ボタンをクリックして、最新の状態にして見るといったことに似ている。この場合は手動であるが。
RSSリーダを使っている人達は、興味の度合いによって、その間隔を、1時間にしたり、3分にしたりしながら利用しているように思う。
いままでのWebブラウザは、ホームページを縦断的に見るツールと言え、RSSリーダはホームページを横断的に輪切りにして見ることができるツールと言える。
これを可能にしたのがXML(Extensible Markup Language)をベースにしたRSS(RDF Site Summary/Rich Site Summary)だろう。多くのブログは、このRSS形式のデータをホームページと一緒のサーバに格納している。このRSSは、記事が更新されると、ブログツールが自動的に書き出している。よくブログで目にする「フィード」というのがこれである。ちなみに、フィードには大きくはatom, RSS1.0(rdf), RSS2.0三種類の形式がある。
先に話したRSSリーダとは、RSSフィードを解釈するツールであるが、HTMLも解釈表示する機能を備えているのが一般的である。これからは、RSSリーダが急速にブラウザに取って変わるのではないかと思う。あるいは、FireFoxのように、ブラウザにRSSリーダの機能を取り込むようになると思う。
こう考えてくると、「Web2.0とは、構造化されたホームページと、これを利用するツール群、Web利用環境」ということになるのではないだろうか。
これからは、構造化されたホームページを利用するツールとして、より高機能なRSSリーダや、思いもかけない新しいツールが、世に出てくるのではないかと思う。
私たちが、社会の営みの中で、このWeb2.0をどう活用するかという段階に、急速に移りつつあるのが、今なのかも知れない。
(「マイクロコンテンツ」を著作権上、どう考えるか、どう扱うか、整理しないといけない時期にきているようにも思う。)