2007の最近のブログ記事

 今日の SankeiWEB で「年金氏名 自動読み仮名ソフト導入 入力ミス誘発、システム欠陥」という気になる記事を目にした。

 年金記録は、32年からそれまでの手書き台帳での管理と並行し、データをパンチカードに入力する機械処理を導入。37年からは磁気テープへの収録を進めた。32年当時は文字をそのまま入力することができなかったため、氏名は「島=3800」「崎=3451」「藤=7854」「村=8618」といった具合に、漢字1文字ごとに4けたの数字に変換され、パンチカードに入力された。53年までに約5400万件の氏名が数字記号化された。

 その後、社保庁は54年になり、氏名をコンピューターにカタカナで入力する方式に変更した。ところが、数字記号化されたデータは読み仮名が分からなかったため「漢字カナ変換辞書」を開発。このソフトによって変換された勝手な読み仮名をそのまま、本人に確認することもせずコンピューターに入力した。

 今回問題となっている年金システム上で宙に浮いてる5000万件のデータだが、こういった漢字の自動変換システムが原因でのデータが含まれているということであれば、今回政府が作るという名寄せプログラムでも解決が付かないものが多く残ってしまうのではないだろうか。
 氏名の表記には外字といわれる特殊な漢字も多くある。そして、漢字で表記されているものには、氏名以外にも住所がある。例えば、悩ましいことに、「町」の呼び方は地方によって異なる。一番町だが「イチバンチョウ」や「イチバンマチ」と土地によって呼び方が異なる。加えて、平成の大合併で住所表記もグジャグジャになっている。
 名前の読み方も適当、住所の読み方も適当、住所表記も大きく変わってしまっているといった状態で、どれ位の精度で名寄せができるのだろうか。かなり不安が残る。
 私も今回の年金問題は、至急対策しないといけないと思う。しかし、その為にも、政府は、早急に過去と現在の問題点を洗い出し、事務処理的に技術的に何が問題だったのかを明確にし、国民に開示することが先決ではないだろうか。
 今のように、モグラタタキのように、次から次へと問題が明らかになってくる状況で、担当省庁が「もう問題になる事はありません」といったところで、誰も安心できないだろう。
 原因の開示をあやふやにしたまま、対策システムを作っても意味がない。税金の無駄使いになってしまうし、次から次へと問題が指摘されるという状況は、国民の不安を煽るだけではないだろうか。
 また、技術的にも、解決すべき問題点を全て明確にすることは、システム設計の原則でもある。特に今回のような場合は、システム開発者も、問題となるデータは、何が原因で宙に浮いたのか、どう解決しようとしているかを積極的に開示しておくことが大切ではないだろうか。お役人に言われたように作りましたでは、技術者としても禍根を残すだろう。

 昨日、大阪地裁で二つの点で注目される判決があった。

読売新聞の報道では

判決で内田裁判官は「調書では当初5~6本だったのに事故から2か月以上が過ぎて本数が7本と明確になるのは甚だ不自然。飲酒した店へのう裏付け捜査も2か月余り怠っていた」と指摘。公判供述などから「飲酒量はビール3~3・5本」と認定し、ウィドマーク法を適用すれば、アルコールノードは0・042ミリ・グラムと基準値を下回るため、酒気帯び運転は認められない、と結論づけた。
と報道している。

 一つ目の注目点は、捜査誘導がされたのではないかと言った点で、

男は「2人で5~6本飲んだと話したのに(昨年7月25日の)取調べで『もっと飲んだはず』と言われ続け7本ぐらいとされた」
と反論した。

とある点である。

 二つ目の注目点は、現在の酒気帯び運転の捜査や裁判で、裁判官の指摘の中にもある「ウィドマーク法」が、大きな判断材料になっているという点である。

 全国の同様の酒気帯び運転の裁判にも影響があるかも知れません。

蛇足的補足

 飲酒運転撲滅の一助になればと、酔っ払い度をウィドマーク法で計算する「飲んだら乗るなくん」を、以前から配布している。
 実は、これを作ったのは、弁護士五右衛門さんだ。今回の裁判の弁護を担当されたようだ。
 この裁判の弁護をやることになって、検察の言う「ウィドマーク法」を勉強して電卓を作って、この電卓を使って、検察の主張の矛盾をついて、酒気帯び運転に関しては無罪にしたという事のようだ。
 もちろん、このことは本人から聞いたことではなく、電卓作成時期や機能を見ての私の想像。

 だとすれば、検察も相手が悪かったということになるのだろうか。

 今日、グッドウィル・グループ <4723> の株価が急落した。
 ご存知のとおり、グッドウェル傘下のコムスンが、厚生労働省から事業所の新規指定や更新を打ち切られるからだろうと思う。

 私も父の介護で、介護サービスを提供してくれる色んなみなさんのお世話になってきた。介護保険には大変お世話になって感謝している。だから、今回の一連の報道で、コムスンには腹立たしいものを感じる。

 しかし、物事はそんな単純な話ではなさそうである。グッドウィル・グループの今6月期の第3四半期(06年7月~07年3月)業績を見ると、「介護・医療支援事業」は627億円の売上高に対して17億円の営業赤字。老人ホーム事業や介護施設の給食事業などを手掛ける「シニアレジデンス・レストラン事業」も10億円の営業赤字のようである。
 要するに、「不正請求をやっても介護事業は利益を計上できていない」という事である。この事は、かなり悩ましい問題である。 コムスンを血祭りに上げるのも良いが、政府の介護保険政策に問題がないのかを検証してみる必要があるのではないだろうか。

 「消えた年金問題」の根っ子にあることが、介護保険の問題の源流になってはいなだろうかと不安に思う。例えば、厚労省や政府の国会での答弁を聞きながら、そんな不安を感じてしまう。
 厚労省の説明の中でも、全体の何%だからどうとかといった回答を耳にする。しかし、何%の中に入った人にとってみては全てである。問題は、そんな単純な話ではない。

 国民の年金介護問題を、効率とか費用対効果といった尺度だけで判断してもらいたくないものである。しかし、物事を競争原理だとか効率一辺倒で考えるのが、現在の与党、自民党や公明党の考え方の基になっているのかも知れない。

 今日の日経新聞に総務省の研究会が、携帯電話端末代と通信料に関して次のように提言すると報じている。

 総務省は31日、携帯電話市場の競争促進策を議論するモバイルビジネス研究会を開いた。携帯電話の端末価格を高くする代わりに通信料を安くするなど、複数の料金体系を利用者が選べるようにすべきだとの意見でほぼ一致。6月下旬に報告書案をまとめて提言する。
 最近の携帯電話の端末機にはお財布代わりになるとか、テレビが見れるとか、色んな機能が付いている。機能が充実する分、高いものになっていると予想できる。 ところが、販売されている端末機の価格はそう変わっていないように思う。ちょっと古くなった型落ちの端末機での新規契約は0円というのもよく目にする。
 そんなこともあって、自分に取っては必要ない機能が付いていても、その中から携帯電話の端末機を選ばないといけないとしても、あまり抵抗なく選んでしまう。
 しかし、こういった端末機の費用は、通信料に上乗せして回収している。 だから、固定電話やIP電話に比べ、携帯電話の通話料が高いということのようだ。
 なるほど、総務省の研究会の提案の料金体系になれば、携帯電話は通話以外には殆ど使わない私などは、さしずめ、通話機能以外の機能が付いていないシンプルな端末機を選ぶと思う。
 また、提供される携帯電話端末も、いままでのように携帯電話端末にいろんな機能を付けるといった発想の端末機ではなく、利用者のニーズに合わせて、腕時計やパソコン、カーステレオ、バックや電卓に携帯電話機能を付けるといった、用途に合わせた道具に、携帯電話機能を付けるといった、より自由な発想の端末機が登場するようになるかも知れない。

 今日の読売新聞の夕刊で「飲酒量攻防・弁護側が無罪主張」と報道されている。

体内のアルコール濃度を推計する計算式「ウィドマーク法」を使って、道交法違反(酒気帯びなど)と業務上過失致傷の罪で起訴された堺市内のリフォーム業の男(35)の公判で、その飲酒量を巡って弁護側と検察側が攻防を繰り広げている。弁護側は「取調べ段階で、飲酒量が水増しされた」として、酒気帯びでは無罪を主張。検察側はこれを真っ向から否定する。当初検察側は略式起訴したが、簡裁側が事案の複雑さなどから公判での審理が必要として正式裁判を決定た経過もあり、6月11日に言い渡される大阪地裁の判決が注目される。
 また、記事の中で、弁護側は検察側は被告が飲んだビールの本数を、ウッドマーク計算式で酒気帯び運転になるように、事後に改ざん・誘導していると主張している。実際はどうだったのか、6月11日の大阪地裁での判決を注目したい。(YOMIURI ONLINE の記事は、こちら。)
 しかし、いずれにしても、「飲んだら乗るなくん」も、弁護側が主張するような使い方はしないでもらいたいものだ。道具は正しく使ってもらいたい。
 例えば、前の晩に飲んだお酒の影響がないことを確認するために、あるいは、酔いが覚めた後に出頭して酒酔いや酒気帯びの罪を免れる「逃げ得」を見破るために使ってもらいたいものである。
 「飲んだら乗るなくん」
  http://www.ofours.com/books/64/

 昨日の風は強かった。テレビニュースでは、富山のあちこちで、強風にあおられたトラックがひっくり返っていた。
 台風並みの低気圧が日本列島を西から東に向かって横断しているようで、金沢でも明け方から生暖かい強い風が吹いていた。夕方には低気圧も北陸地方を通り過ぎるようで、その後は冬型の気圧配置になって寒くなるようだ。
 東京からの友人が小松空港に着くのは午後6時頃である。それから高速バスで金沢に来る。片町で一杯やろうということで、午後7時に片町で待ち合わせた。
 彼と飲むのは何年ぶりだろう。積もる話しで時間も忘れて胚を重ねた。
 明日は仕事もあるので、そんな深酒はできないと、程ほどに「ぼんぼり」を出る。ぼんぼりのおかあさんが店先に出て見送ってくれた。
 二人で、金沢で飲む機会もなかなかないので、この季節のお約束の「かに面」を食べようと、「よし坊」に寄った。
五代目和助 おくさんが、カウンタ越しに、「掛布」と書れたラベルが張ってある五代目和助の掛布ブランドの芋焼酎を見せてくれた。ちょっと前に、このブログでも「よし坊」に寄った時のことを「ティファニーでおでん?」で書いた。あれから、掛布さんが「掛布」を送ってくれたか、持ってきてくれたそうである。
 掛布さんから私に飲むようにとの伝言はなかったかと尋ねてみたが、笑われてしまった。確かに伝言があるはずもない。
 でも、おくさんは優しかった。その「掛布」を、ロックにして友人と一杯づつ飲ましてくれた。いやな芋の味は残らない、でもちゃんと芋の味がしっかり甘く、でもあっさりとした焼酎だった。おでんの味を吸う具の代表「だいこん」と、おでんの味を出す具の代表格「かに」を肴に、「掛布」のバランスがなんともいけた。
 明日があるからと、後ろ髪引かれながら、「よし坊」を出た。外は少し肌寒くなっていた。

 この季節はやはり「おでん」だ。だいこん、がんも、つくね、ばくだん、ロールキャベツと言うのも良い。でも、なんと言っても「かに面」である。
 金沢の香林坊にあるティファニーの前の信号を渡って、ちょっと下ったところに「よし坊」というおでん屋がある。何年か前に、某国営テレビで、金沢のおでんとして「かに面」を紹介していたけど、金沢で、「かに面」を食べさせてくれるのは、私の知っている限りでは「よし坊」だけである。「かに面」は、金沢の郷土料理のような誤解を与えるような紹介はまずいと思っている。
 まぁ~、理屈っぽい話は別にして、よし坊の奥さんの受け売りだけど、おでんの具には、味を吸う具と、味を出す具があって、この具のバランスが、その店の味。多分、そうだろうと思う。だから、奥さんに教えてもらった店の秘伝の作り方で、自分の家で「かに面」だけを作ってみたところで、やっぱり「よし坊」の味にはかなわない。
 そういえば、店の奥さんが、先週、ミスター阪神タイガース掛布さんが、久し振りに店に寄ったとか。富山の高岡で講演会があったが、よし坊のおでんが食べたくて、金沢に宿を取った。ところが、よし坊の名前が思い出せなくて、太洋の加藤さんに電話して、店の名前を思い出したと、嬉しい話をしてくれたと。現役の頃、地方での試合の時に、二人でよくよし坊に来ていたようである。
 携帯電話のストラップにするような、KAKEFUと書いてある小さい野球ボールをくれたので、サインをして頂戴と頼んだら、ペン先が太いのどうのと言いながらも、心よくサインしてくれたと言って、そのサインボールを見せてくれた。
 その内、掛布さんの経営する店で、かに面を出すようになるかも知れない。でもやっぱり、かに面は「よし坊」。まねはできないと思う。

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