2007年10月アーカイブ
しかし、朝の目覚めは早かった。6時にはホテルの7階にある露天風呂に入った。北アルプスが見えるではないか。それも、山の稜線だけが晴れて帯びのようになって、その帯の中に北アルプスが見えている。露天風呂から顔だけだして、北アルプスを眺める。最高の眺めだ。
風呂場に写真機を持ち込めないのが残念だった。露天風呂からの眺めは、下に紹介したホテルのホームページを見てもらえればと思う。また、上に掲載した写真は、今年の5月に新穂高ロープウェイの西穂高口の頂上展望台で撮影したもので、左から「西穂高岳」「槍ヶ岳」「笠が岳」である。こういった山々を、しばし露天風呂から眺めた。
しかしながら、その晴れた帯も段々と雲に隠れ、風呂から上がる頃には雲の中に隠れてしまった。今回の旅の最大の目的は達成できた。
満足感と、いろんな思い出を心に残しながら、ホテルを後にした。
(おわり)
ホテルアソシア高山リゾート
http://www.associa.com/tky/
今回の旅のそれぞれの場所での様子(実況中継)を、イッテミアで記録した。このミッションを見ていると、旅先での時々の思い出が蘇ってくる。今まで連載した旅日記と合わせて見て頂くと面白いと思う。
『天望の湯から北アルプスを見る』
http://ittemia.jp/mission_detail.php/mission_id/892
『桜ケ池で癒しのひと時を』
http://ittemia.jp/mission_detail.php/mission_id/800
『みぼろ湖キャンプ場』
http://ittemia.jp/mission_detail.php/mission_id/1051
『飛騨高山おでかけラリー』
http://ittemia.jp/mission_detail.php/mission_id/247
『高山散策』
http://ittemia.jp/mission_detail.php/mission_id/1047
『そばの里 荘川』
http://ittemia.jp/mission_detail.php/mission_id/1045
『白川郷を歩く』
http://ittemia.jp/mission_detail.php/mission_id/1043
『荘川桜』
http://ittemia.jp/mission_detail.php/mission_id/1044
『白川郷と白山』
http://ittemia.jp/mission_detail.php/mission_id/494
『いもっ娘を召し上がれ』
http://ittemia.jp/mission_detail.php/mission_id/824
ホテルに帰ってから温泉に入り、レストランでフレンチとなった。レストランに行くのに一階に下りたところにオーブンバーがある。そこで、ハーブの演奏会が開かれるということで準備中であった。食事の後、聴いて帰る積りでいたのだが、食事を始めるのが遅かったし、それにも増して食事中の話しが弾んだこともあって、アンコールでの演奏を少しだけしか聴けなかった。ハーブの音色はこころ温まる優しさがある。ずっと聴けなかったのが残念だった。
さて、今回の温泉旅行の最大の目的は、新そばを食べることでもなく、高山で地酒を飲むことでもなく、ましてやホテルでフレンチを食べることてもなかった。ただただ、ホテルの露天風呂で、温泉に浸かりながら雄大な北アルプスを見ることであった。しかし、今日は見ることができなかった。
旅の最大の目的が果たせるかどうかは、全て明朝の天気次第である。
JR高山駅らかホテルへは、一時間に一本送迎バスが出ている。五時半発のバスに乗る積りでいた。丁度高山駅に着こうという時に、ホテルのバスが発車した。
大きく手を振って、運転手さんに乗せてくれとアピールしたのだが、身振り手振りで席も一杯だから次のバスにしてくれと、目の前を通り過ぎていってしまった。
これから一時間なんとかしないといけない。手には地酒と肴がある。JR高山駅の待合室で待つことにしたが、酒を飲むにはコップがいる。そう思って周りを見渡すと、目の前にコンビニがあった。さすが、便利なお店コンビニである。紙コップをゲットして、駅の待合室に向かった。
あれっ!? この喫茶店は、ホテルがやってる喫茶店ではないかと気付く。ちょっと聞いてみようと、店内に入って
「済みません。バスに乗り遅れたのだけど、ここで休ませてもらっていいですか?」
「どうぞ、ご利用下さい」
「あのぉ~。地酒買ってきたんですけど、飲んでていいですか?」
一瞬、顔が曇ったようにも見えたが
「どうぞ。よろしいですよ」
「肴も買ってきてるんですが、これも大丈夫ですか?」
「どうぞ」
と、何が始まるのかと、ちょっと不安げで不思議な顔をしながらも、(多分)快く許してくれた。 みんなを店内に呼び入れて、静かに静かに宴会の始まりである。
さっきの飛騨牛の肉屋さんでは、買った肉の塊を食べやすい薄さにスライスしてもらっていた。誰かが 「これ豚肉じゃないか?」
「そう言えばそうだなぁ~。牛じゃないぞ」
てっきり、飛騨牛の塊だと思って買ってきていたのだが・・・。飲み始めると豚肉か牛肉かはあまり問題にはならないということは確かである。
一本目が空いてしまった。二本目に突入する。なぜか酒の肴に「せんべい」もあった。誰かが買ってきたのだ。せんべいを食べる音で周りに迷惑になるということで、ホテルに帰ってから食べることにした。でも、考えてみれば、ワイワイガヤガヤとしゃべり声の方がよっぽど迷惑ではなかったかと反省している。
そんなこんなで、「発つ鳥、後を濁さず」ゴミはみんな袋に入れて、一時間遅れでホテルに帰った。結局は、ホテルに辿る着くまでに、買った三本の地酒が殆どなくなってしまっていた。
実は、前日は金沢で日本料理を堪能したということで、ホテルの夕食は、フレンチにした。これからレストランでフレンチである。やはりフレンチにはワインだ。
牛○屋さんを後にする頃には、かなり日も落ちてきていた。今来た道を、ホテルのバスが着くJR高山駅へ、賑やかな通りを選びながら歩き始めた。酒の肴に、高山名物の味噌にするか、漬物にするかと、試食しながら店を梯子する。
そんな時に、屋台の寿司屋に出くわした。もちろん、このまま通り過ぎるわけにはいかない。いただくことにする。
皿がせんべいの「飛騨牛にぎり寿し」を写真に撮って、イッテミアで実況中継したら、それを見ていた人から「なんですか。このとっても美味しそうなものは。。。」とコメントがあっりしたが、詳しく答える暇も無く、美味しくいただいたのであります。
ちょっと、帰りのバスの時間が気にかかってきた。早く酒の肴を買って帰ろうと周りを見渡すと、閉店になっている店が多い。そう言えば、大正時代あるいは昭和初期からではないかと思われる建物に中に飛騨牛の専門店(肉屋さん)を見かけたということになって、そこで酒の肴を調達することにして先を急いだ。
三度目の正直。鬼殺し蔵元では、まずは試飲した。蔵の奥さんにはアルコール度が少し高いお酒を勧められたので、それを買うことにした。
店を出る頃には外は少し肌寒くなっていた。身体を暖かくしたいねという話になったところ、蔵を出て直ぐに、軒先で飛騨牛を焼いて食べさせてくれる牛○屋さんが目に入った。
ガラス戸を開けると、奥さんが
「いらっしゃい」
今買ってきた酒をかざして
「あのぉ~。ここで、この酒飲まさせてくれませんか?」
「いいですよ」
「あのぉ~。ついでに、コップを貸して貰えませんか?」
「不揃いでよかったら・・・」
と、コップを手渡してくれた。そこで始めて
「牛○焼き、下さい」
と注文した。
牛○屋さんの店先で宴会が始まってしまった。 もちろん、四合瓶はみるみると空いていく。手元には先ほど試飲の前に買った四合瓶が二本残ってはいた。しかし、ここは我慢ということで、牛○屋さんを後にする。
図々しくも、空き瓶と包装紙を持ってモジモジして差し出したら、奥さんが心よく処分してくれると言ってくれたので、お言葉に甘えた。
牛○屋さん、ありがとうごいました。「牛○焼き」本当に美味しかったです。お世話になりました。
しかし、話しはこれで終わらず、このまますんなりとホテルには帰れなかった。
路地に入ると直に、風情のある古い町並みが続いていた。確かに、道案内にあった「古い町並み」である。通りの両側にはお土産屋さんとか、食事処、味噌屋さん、醤油屋さんと、いろんなお店が並んでいる。多くの人が店を出入りしていた。
通りをしばらく歩いたところで、軒先に杉の玉が吊るしてある酒蔵を見つけた。早速、店の中に入って、地酒を物色して、店の人が薦める四合瓶を一本買う。ちょっと横を見ると試飲できる。試飲した後買えばよかったと反省しながら、並んでいる銘柄を試飲させてもらった。
一本じゃ足りないからもう一本買おうという事になった。しかし、この蔵の前にも酒蔵があったのを思い出し、もう一本は、前の蔵で買うことにした。
ここでも、試飲の前に、目に入った酒を買ってしまった。どうもこのメンバーは学習能力に欠けているようである。もう一度反省しながらも、高山の酒は同じような味だから大丈夫と、訳の分らない理由で納得して店を出た。
酒蔵を出た後、酒の肴を探そうということになったが、古い町並みを歩き始めたところで、「元祖 鬼殺し」と言う看板が目に入った。肴の前に、これも買おうということになった。
高山陣屋を出て東方向に少し歩くと直に「なかばし」があった。高山を紹介するテレビ番組などで見覚えのある赤い橋である。この橋を渡って直に左手に入ると「古い町並み」だ。
そもそも実は、高山の町に出できたのは、夕食後に部屋で飲む地酒と肴を仕入れるのが大きな目的であった。陣屋では予想外に頭を使いすぎたようで少し疲れたが、これからが高山町歩きの本番である。
みたらし団子を食べたその足で「高山陣屋」に入った。陣屋は、思ったよりも広くて、「郡代」と「代官」はどう違うのかなどと、想像、推論で頭をフル回転させながら盛り上がる。
高山は大名の領地ではなく幕府の直轄領であり、その直轄領を治めるのが代官、郡代。そして、代官や郡代の屋敷を「陣屋」と呼んでいる。テレビなどで「代官所のお白州」と代官所は建物を表しているが、代官所とは代官が執務している屋敷のことではなくて、「代官の支配地、支配領域」ということで、「陣屋のお白州」というのが正しいようだ。
さて、陣屋の中を見学していて話題になった「代官」と「郡代」の違いだが、両者とも職務は同じで、十万石以上の直轄地を支配するのが郡代、五万石以上の直轄地を支配するのが代官で、いずれも勘定奉行の支配下にあった。職制としては勘定奉行→郡代→村役人か、勘定奉行→代官→村役人が原則で、勘定奉行→郡代→代官→村役人というのはあまりなかったようである。
説明文の中に、飛騨代官は安永六年(1777)に郡代に昇格したといった記述を目にして「郡代の方が偉い。いや、代官を郡代と呼んでいるだけだ」「うぅ~。良く分らん」と展示物に見入りながらガヤガヤと高山と日本の歴史を学びながら陣屋を回った。一回りするのに一時間半位はかかったのではないだろうか。外に出たころには、少し日が陰ってきていた。そして、古い町並みを歩くことになる。
絶好のレース日和、京都競馬場は午前中から沢山の人で溢れていた。デュオトーンは前走で少し足を痛めていた。直前まで大丈夫かと心配したが、何とか間に合ったと聞いた。でも、そのことが気掛かりだった。
パドックの横に馬頭観音が祀られていたので、どうか、デュオトーンがケガをしませんようにとお願いした。正直、勝敗よりその方が気になった。菊花賞に出走する面々を見ていると、その馬たちに勝てると思えなかった。入賞でも出来れば十分だと思った。それでも、新聞ではそれなりに注目馬として扱われていた。
第十レースが終わり、いよいよ、次が菊花賞レース。競馬場内は黙っていても分かるほどの熱気があふれてきた。
馬達の入場が始まると会場から拍手が起こり、それが手拍子になって馬達を祝福した。京都消防署音楽隊の奏でるファンファーレが鳴り終わると会場中から大歓声が起こった。
ゲートが開いて馬たちが走り始める。デュオトーンは少し出遅れてしまった。後で聞いたところによると、ゲートが開く直前に立ってしまったとか。
3000メートルの長距離レースである。どの馬もそれが自分の使命と知っているかのように懸命に走っている。その姿はとても綺麗だった。
最終コーナーを回った勝負どころ、デュオトーンが前に出て行こうとしたようにみえた。しかし、さすが、GI馬達であるそう簡単には抜けなかった。結果、12位。最終コーナーを回ったところで進路を妨害され、思うように前に行けなかったとか。審議にもなっていたが、こんな大舞台で走れただけで十分に楽しい夢を見せてもらった。
関連記事 「第48回 宝塚記念」
「味噌っかす」という小説を発行したので紹介します。
「味噌っかす」
市野倉 三郎 著
ISBN978-4-902182-09-5
四六版 316頁
定価 1680円
(本体1600円+税)
『少年達は、なにを見、なにを考えていたのか? 東京大空襲、戦争という時代に生きる少年の成長を描く。』
この小説は一九四二年から五〇年までの間、すなわち戦中戦後のはなしである。今から七十年近くも前の事であるから、若い人たちから見ればほとんど歴史小説と言ってよいかも知れない。しかしだか らこそ、あの動乱激変の時代を体験した者の責務として書き残しておくべきだと考え、記憶のうすれないうちにと二十五年ほど前に同人誌「浮標」に連載したものである。(あとがきから)
「味噌っかす」市野倉 三郎 著
ISBN978-4-902182-09-5
四六版 316頁
定価 1680円
(本体1600円+税)
『少年達は、なにを見、なにを考えていたのか? 東京大空襲、戦争という時代に生きる少年の成長を描く。』
この小説は一九四二年から五〇年までの間、すなわち戦中戦後のはなしである。今から七十年近くも前の事であるから、若い人たちから見ればほとんど歴史小説と言ってよいかも知れない。しかしだか らこそ、あの動乱激変の時代を体験した者の責務として書き残しておくべきだと考え、記憶のうすれないうちにと二十五年ほど前に同人誌「浮標」に連載したものである。(あとがきから)
週末、2000年に開催された淡路花博の跡地、淡路夢舞台に隣接するホテルに一泊した。
朝、目が覚めるとカーテンの隙間から淡いオレンジ色の光が漏れていた。カーテンを開けると昇っていく朝日が目に入った。
ベランダに出ると少し冷たい朝風が寝起きのふやけた顔に心地よい。左に目をやると朝日を受けた淡路夢舞台が静寂の中に一日の始まりを迎えていた。
http://ittemia.jp/mission_detail.php/mission_id/1045
白川郷から白川街道(国道158号線)を高山へと向う。途中に荘川桜(しょうがわざくら)のある公園で一休み。昼は、五連水車のある日本一のそばの里、荘川のドライブインで新そばにした。五連水車の動力は電気で動くモータではないかなどと疑った愚かさを反省しながらそばの里を後にして、高山のホテルへと車を走らせた。
朝日の中で、茅葺きの屋根から蒸気が上がる。店内にながれる音楽を聴きながらコーヒを。秋の白川郷の時がゆっくりと流れていく。
ひょんなことから、東京からの友人達と高山に旅行することになった。
当日は、前夜のウコンが利いたようで懇親会でのアルコールもスッキリと抜けて、爽やかな朝を迎えることができた。ホテルからまずは北陸自動車道に乗る。小矢部川SAで加賀野菜の「五郎島金時」を餡にした「いもっ子」を朝食代わりに、東海北陸自動車道を白川郷に出た。朝が早かったこともあって、人が多くなる頃に白川郷を出ることができた。この一歩早目の行動が今回の旅をスムーズなものにしてくれた。















